2026年06月12日
高額な遺言作成パック契約の落とし穴

はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。最近「遺言作成を勧められて契約したのですが、内容がよく分からなくて…」というご相談が増えています。
中には下記のようなパック契約になっていて、費用が高額になっているケースもあります。
・遺言作成一式
・相続対策コンサル
・手続きサポート込み
「全部まとめて安心」という安心感
こうしたパック契約は「これで全部任せられる」「将来も安心です」と説明されることが多いです。確かに、手続きがまとまっているのは分かりやすい面もあります。
ただ、その中身をよく見ると、
・今すぐ必要なもの
・将来必要になるかもしれないもの
が一緒になっていることもあります。
本当に今必要な内容か
例えば、下記はそれぞれ意味のある内容です。・遺言書の作成
・遺言執行者の指定
・将来の相続手続きサポート
ですが「今すぐ全部契約する必要があるのか?」は別の話です。
状況によっては、
・まずは遺言だけ
・家族との話し合いを優先
・財産整理が先
というケースもあります。
費用の内訳を確認する
トラブルになりやすいのが、費用の内訳です。・どこまでが遺言作成費用なのか
・将来の手続き費用は含まれているのか
・追加費用はあるのか
このあたりが曖昧なまま契約してしまうと「思っていたより費用がかかる」ということにもなりかねません。
「急がせる提案」には注意
もし、下記のように言われたら少し立ち止まってください。・今契約しないと意味がない
・早くやらないと危ない
・皆さんやっています
遺言は大切なものですが、急いで決めるものではありません。
遺言は気持ちを伝える手段
遺言は、単なる手続きではなく・誰にどう引き継ぎたいか
・家族にどう伝えたいか
という気持ちを形にするものです。
だからこそ、
・内容を理解する
・納得して作る
ことが大切です。
終活は、「契約すること」が目的ではありません。
自分や家族にとって納得できる形を一つひとつ整えていくことです。
もし遺言の提案を受けたときは、その場で決めず内容をしっかり確認してみてください。
必要なことから、無理なく進めていきましょう。

