2026年06月05日
私道や接道の問題で売れない空き家とは?

はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。空き家のご相談で、意外と多いのが次のようなケースです。
「不動産会社に相談したら、接道の問題があると言われました」「家の前は道路のはずなのに、売却が難しいと言われたんです」
実は、都市部の住宅地では、道路の問題が原因で売却が難しくなる空き家が少なくありません。
不動産は「道路」に接していないと建て替えが難しい
日本では、原則として建物を建てる土地は道路に接している必要があります。これを「接道」と言います。
一般的には、
・幅4メートル以上の道路
・土地が2メートル以上接している
という条件が求められます。
これを満たしていないと、再建築が難しい土地になることがあります。
私道が原因で問題になるケース
住宅地では、前面道路が・公道ではなく私道
・昔からの通路
・共有の道路
ということも多くあります。
私道の場合、
・通行や掘削の承諾が必要
・権利関係が複雑
・持分が不明
といった問題が出ることがあります。
売却のときに初めて分かることも多い
長年住んでいると「普通に車が通れる道だから問題ない」と思いがちです。しかし売却の際に調査すると、
・私道の承諾書が必要
・持分がない
・接道条件を満たしていない
といった問題が見つかることがあります。
すると買い手が付きにくくなることがあります。
都市部の古い住宅地では珍しくない
横浜のような都市部では、・昔の開発
・細い路地
・階段状の住宅地
など、歴史的な事情があります。
そのため「住むことはできるけれど、売却が難しい」という空き家が存在します。
早めに状況を知ることが大切
こうした問題は、・私道の権利関係
・接道状況
・建築条件
を調べることで見えてきます。
現状を把握しておけば、
・売却の方法
・活用の可能性
・整理の手順
を検討することができます。
まとめ:空き家の問題は道路条件も大きく影響する
空き家の問題は、・相続
・管理
・建物の老朽化
だけではありません。
土地の条件、特に道路との関係が大きく影響することがあります。
実家をどうするか考えるときは、「家」だけでなく、その土地の条件も一度確認しておくことが大切です。

