2026年03月31日
空き家不安につけ込む「即決買取」のリスク

はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。「実家が空き家のままで心配で…」
最近、そんなご相談が本当に増えています。
相続したご実家。
誰も住んでいない。
草は伸びるし、ポストにはチラシが山ほど。
そこへ突然、
「空き家のままだと危険ですよ」
「今ならすぐ現金化できます」
「このままだと価値が下がります」
という電話や訪問がある――。
不安になりますよね。
■今すぐ売らないとは本当?
確かに、空き家にはリスクがあります。・老朽化
・近隣トラブル
・固定資産税
・特定空家の問題
でも、「今すぐ安く売るしかない」という話とは別です。
即決買取の場合、
・相場よりかなり安い
・詳細な査定をしていない
・契約を急がせる
というケースも少なくありません。
特に「兄弟に迷惑をかけたくない」「遠方で管理できない」
そんな思いにつけ込まれやすいのです。
■焦って売ると後悔しやすい
実際にあったご相談では「言われるままに売ったら、後日近隣の土地と一体開発されて高く転売されていた」というケースもありました。もちろん、すぐ売るのが正解な場合もあります。
ですが、
・本当に急ぐ必要があるのか
・他に選択肢はないのか
・複数社の査定を取ったか
これを確認せずに決めるのは危険です。
■空き家=すぐ売却、ではない
空き家対策は、・売却
・賃貸
・管理委託
・家族での共有整理
・将来売却の準備
など、いくつかの選択肢があります。
今すぐ売るは、その中のひとつにすぎません。
■一人で抱えない
空き家問題は、不安が大きくなりやすいテーマです。でも、不安が大きいときほど判断はぶれやすいものです。
終活は、急いで処分することではありません。
大切なのは「どうすれば家族にとって納得できる形か」を一緒に整理することです。
もし「急いだ方がいいですよ」と言われたら、まずは深呼吸を。
空き家は、焦らなくても大丈夫なケースが多いのです。

