2026年01月24日
相続した実家が「負動産かもしれない」と感じたとき、最初に考えてほしいこと

はじめに
こんにちは!司法書士の清水です。あいおい事務所では、相続登記や空き家のご相談をきっかけに、「実家を相続したものの、どうしていいか分からない」という声を本当によくお聞きします。
「売るほどの価値はなさそう」「でも、放っておくのも不安」「家族の誰も住まないけれど、思い出がある」
こうした気持ちを抱えながら、動けずにいる方は少なくありません。
「何から手をつければいいか分からない」が普通です
相続した実家が負動産かもしれないと感じたとき、多くの方が最初につまずくのが、「そもそも、何を決めればいいのか分からない」という点です。売却、賃貸、解体、放置…選択肢が多いようで、実はどれも簡単ではありません。
さらに、相続人が複数いる場合は、「自分ひとりで決めていいのか」という迷いも生まれます。
悩んで動けなくなるのは、決して特別なことではありません。
いきなり「売る・処分する」と考えなくて大丈夫です
「負動産」と聞くと、「早く手放さなければ」と焦ってしまう方もいます。ですが、最初の段階で大切なのは、処分するかどうかを決めることではありません。
まず考えていただきたいのは、
・今、その不動産はどんな状態なのか
・誰の名義になっているのか
・相続人は何人いるのか
・将来、誰かが使う可能性はあるのか
現状を整理するだけでも、気持ちはずいぶん落ち着きます。
「思い出」と「現実」の間で揺れる気持ち
実家には、数字では測れない価値があります。親との思い出、家族の歴史、「ここで育った」という記憶。
一方で、現実として
・管理の手間
・費用の負担
・将来の相続トラブル
といった問題がのしかかります。
「気持ちを大切にすること」と「現実から目をそらさないこと」は、どちらも大切です。
どちらか一方を無理に切り捨てる必要はありません。
家族と話す前に、整理しておくと楽になること
いきなり家族会議を開こうとすると、感情が先に立ってしまうことがあります。その前に、専門家と一緒に状況を整理しておくと、話し合いがスムーズになるケースは多いです。
「何が決まっていて、何がまだ決まっていないのか」「今すぐ決めなくてもいいことは何か」
これが見えるだけで、家族の負担は大きく変わります。
あいおい事務所が大切にしていること
あいおい事務所では、「早く結論を出すこと」よりも、その方とご家族にとって無理のない整理の仕方を一緒に考えることを大切にしています。司法書士としての法務手続きだけでなく、LTRコンサルティングパートナーズの士業、オーケストライフの住まい・暮らしの専門家と連携しながら、「今は決めない」という選択肢も含めてサポートしています。
一人で抱え込まなくて大丈夫です
相続した実家が負動産かもしれない、そう感じた時点で、「もう相談していいタイミング」です。答えを出すためではなく、整理するため、気持ちを落ち着かせるために、専門家を使ってもいいのです。

