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2026年06月10日

社員が動かないのは「やる気」の問題ではないかもしれません

経営サポート
はじめに
こんにちは!司法書士の清水です。
経営者の方から、よくこんなご相談を受けます。
「社員がなかなか動いてくれない」「言われたことはやるけど、それ以上がない」
こうした状況になると、つい「やる気の問題かな」と感じてしまうこともあります。
ただ実務の現場で見ていると、原因はやる気ではなく、仕組みや環境にあることが多いように感じます。

「どう動けばいいか分からない」状態
例えば社員の立場で考えてみると、
・どこまでやっていいのか分からない
・判断していい範囲が見えない
・間違えると怒られるかもしれない
こうした状況では、自然と「指示待ち」になりやすくなります。
動かないのではなく、動けない状態になっているとも言えます。

指示が細かすぎても動かなくなる
一方で、
・細かく指示を出しすぎている
・すべてを社長が判断している
こうした場合も、社員は自分で考える機会が減ってしまいます。
結果として、「言われたことしかやらない」という状態になりやすくなります。

「任せる」と「放置」は違う
ここで大切なのが、「任せる」ということの意味です。
任せるというのは、
・目的を伝える
・判断基準を共有する
・困ったときに相談できる状態をつくる
ことです。
ただ仕事を振るだけでは、放置になってしまいます。

小さく任せていく
いきなり大きな仕事を任せるのは難しいので、
・一つの業務の一部を任せる
・判断の一部を任せる
といった形で、少しずつ範囲を広げていくのが現実的です。
これを繰り返すことで、社員の中に「自分で考えて動く」感覚が育っていきます。

動きやすい環境をつくる
もう一つ大切なのが、動きやすい環境づくりです。
例えば、
・質問しやすい雰囲気がある
・失敗してもフォローされる
・意見を言いやすい
こうした環境があると、自然と行動が増えていきます。

社長の関わり方が変化を生む
社員が動くかどうかは、社長の関わり方によって大きく変わります。
・どこまで任せるか
・どのように声をかけるか
・どのタイミングで関わるか
このバランスが整ってくると、組織としての動きも変わってきます。

「やる気」ではなく「仕組み」で考える
最後にお伝えしたいのは、社員の行動を「やる気」の問題で片づけるのではなく、「仕組みや環境」で考えてみる、ということです。
そうすることで、具体的に改善できるポイントが見えてきます。
社員が自然と動ける環境をつくることが、結果として会社全体の力につながります。
まずは小さく任せてみるところから、始めてみても良いかもしれません。