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2025年12月28日

事業目的、たくさん入れておけば安心…ではないことも

経営サポート
はじめに
こんにちは、司法書士の清水です。
定款を作成する際、「事業目的は多めに入れておいた方がよいですか?」というご質問をよくいただきます。
将来いろいろなことをするかもしれないから「とりあえず幅広く入れておこう」そう考えるのは自然なことだと思います。

ある程度の幅を持たせることは大切
事業目的は、会社が行う事業の範囲を示すものです。
将来の展開を見据えて、ある程度の余裕を持たせておくこと自体は問題ありません。
ただし、必要以上に広くしすぎると、実務上かえって扱いづらくなることがあります。

会社の姿が見えにくくなることも
例えば、登記簿に多くの事業目的が並んでいると、以下の事が外部から分かりにくくなることがあります。
・この会社の中心となる事業は何なのか
・どの分野に強みがあるのか
金融機関とのやり取りや取引開始の場面で、事業内容について改めて詳しい説明を求められるケースも珍しくありません。

許認可が関係する業種では特に注意
建設業や不動産業、古物営業など、許認可が関係する事業では、目的の記載内容が手続きに影響する場合もあります。
広く書いておけば安心というより、実際の事業内容と整合性が取れていることの方が重要になります。

大切なのは「量」よりも「バランス」
事業目的は数の多さではなく、以下を中心に現実的な範囲で整理しておくことが望ましいといえます。
・現在行う事業
・近い将来に想定している事業

定款づくりは事業の整理の機会でもある
この作業は単なる書類作成ではなく、自社の方向性を改めて言葉にする機会でもあります。
少しの整理をしておくだけでも、その後の運営のしやすさにつながることが少なくありません。
あいおい事務所でも、形式的に項目を並べるのではなく、実際の事業イメージをお聞きしながら内容を整えることを大切にしています。
会社設立の段階でのこうした検討が、後々の実務の負担を軽くすることにつながります。