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2026年06月11日

財産の棚卸しはなぜ重要?終活で最初にやるべき「見える化」

エンディングノート
はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。
終活のご相談の中で、「何から手をつければいいですか?」というご質問に対して、私たちがまずお伝えするのが、財産の棚卸し(見える化)です。
遺言や相続の話になると、どうしても「分け方」に意識が向きがちですが、実務の現場では、そもそも何があるのか分からないことが一番の問題になるケースが多くあります。

「分け方」より先に「把握」が大切
たとえば、こんなケースがあります。
・通帳がいくつあるか分からない
・昔作った口座がそのままになっている
・不動産の名義や場所が曖昧
・借入や保証の有無がはっきりしない

こうした状態のまま相続が発生すると、調査だけで時間がかかり、家族の負担が大きくなってしまいます。
だからこそ、終活ではまず「自分の財産を把握すること」が出発点になります。

財産は「プラス」と「マイナス」両方を見る
棚卸しというと、預金や不動産などの「プラスの財産」を思い浮かべがちですが、実務ではそれだけでは不十分です。

・住宅ローンや借入
・連帯保証
・未払いの税金や費用
といったマイナスの財産も含めて整理しておくことが重要です。

これが見えていないと、相続人が思わぬ負担を背負うことにもなりかねません。

完璧を目指さなくていい
「全部きちんと整理しなければ」と思うと、なかなか手がつかないものです。
ただ、最初から完璧にやる必要はありません。

・分かる範囲で書き出す
・思い出せるところから始める
・後から少しずつ追加する
これで十分です。
実務でも、最初は「ざっくり」から始めて、徐々に精度を上げていく方がスムーズに進みます。

家族の負担を減らすための準備
財産の棚卸しは、ご自身のためでもありますが、実は残されるご家族のための準備でもあります。

情報が整理されているだけで、
・手続きの負担が軽くなる
・無用なトラブルを防げる
・家族同士の不安や疑問が減る
といった効果があります。

逆に、何も分からない状態だと、「本当にこれで全部なのか」「他にも何かあるのではないか」といった不安が続いてしまいます。

見える化の先にある次のステップ
財産が見えてくると、次に考えるべきことも自然と見えてきます。
・この不動産はどうするのか
・誰にどのように引き継ぐのか
・今のままで問題はないのか
つまり、棚卸しはゴールではなく、次の終活につなげるためのスタート地点です。

あいおい事務所としての関わり方
あいおい事務所では、単に一覧を作るだけでなく、
・財産の内容の確認
・名義や権利関係の整理
・将来のリスクの見える化
まで含めてサポートしています。

「書き出してみたけれど、これでいいのか分からない」そんな段階からでも大丈夫です。
できるところから、少しずつ。
終活は、一度にすべてを整えるものではありません。
まずは、自分の財産を見える形にすること。それだけでも、大きな一歩です。
あいおい事務所では、その一歩を無理なく踏み出せるよう、伴走しながらお手伝いしています。
どうぞお気軽にご相談ください。