2026年05月10日
相続した実家、解体した方がいい?そのまま残す?

はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。相続した実家について、「このまま残した方がいいのか、それとも解体した方がいいのか」というご相談はとても多くあります。
特に、
・誰も住む予定がない
・空き家になっている
・建物が古くなっている
といった場合、悩まれる方が多いテーマです。
「思い出があるから残したい」という気持ち
実家には、家族で過ごした時間や親との思い出が詰まっています。そのため、「すぐに壊すのは気が引ける」「まだそのままにしておきたい」というお気持ちはとても自然なことだと思います。
実際の相談でも、「気持ちの整理がつかなくて、そのままにしている」という方は多くいらっしゃいます。
一方で現実的な問題も出てくる
ただ、空き家として残しておく場合、現実的には・固定資産税
・管理(草刈り・清掃)
・建物の老朽化
といった問題が出てきます。
さらに、
・屋根や外壁の劣化
・倒壊のリスク
・近隣への影響
などがあると、「管理してほしい」「危ないのではないか」といった声が近隣から上がることもあります。
解体すれば解決、とは限らない
では解体すれば安心かというと、必ずしもそうとは限りません。例えば
・解体費用がかかる
・固定資産税が上がる可能性がある
・更地にしてもすぐ売れるとは限らない
といった点があります。
また、未接道や境界の問題などがあると、更地にしても活用や売却が難しいケースもあります。
判断のポイントは「今後どうするか」
解体するかどうかを考える際には、その不動産を今後どうするかが大きなポイントになります。例えば
・売却する予定がある
・活用の見込みがある
・当面そのまま保有する
などです。
売却する場合でも、建物がある方が良いケースと、更地の方が良いケースがあります。
そのため、一度状況を整理してから判断することが大切です。
実は「解体のタイミング」も重要
実務では、「もう少し早く相談いただければ…」と感じるケースもあります。例えば
・建物が大きく傷んでしまった
・近隣トラブルになってしまった
・売却のタイミングを逃してしまった
などです。
解体するかどうかは、タイミングによって結果が変わることもあります。
相続不動産は全体を見て判断することが大切
相続した実家の問題は、建物だけでなく、土地の条件、共有の有無、税金、売却の可能性など、様々な要素が関わります。あいおい事務所では、単に手続きを行うだけでなく、
・ご家族や相続人からの丁寧な聞き取り
・事案全体の整理
・問題点や課題の発見
・解体・売却・活用などの選択肢の整理
・相続人同士の調整
といった役割も担いながら、相続不動産の問題に向き合っています。
また、必要に応じて
・税理士
・弁護士
・土地家屋調査士
・不動産鑑定士
・不動産コンサルタント
・不動産会社
・などの専門家とも連携しながら、状況に応じた解決を一緒に考えていきます。
「解体した方がいいのか分からない」そんな段階でも大丈夫です。
相続した実家について悩んだときは、まずは現状を整理し、選択肢を知るところから始めてみてはいかがでしょうか。

