2026年02月09日
兄弟の中で私だけ介護してきた…それって寄与分になる?

はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。「兄弟は何人かいるけれど、介護していたのは自分だけ」
こうしたご相談、最近とても増えています。
しかも多くの方が、「これって普通のことなのかな…」と、少しモヤモヤした気持ちを抱えています。
よくある誤解
まずよくある誤解から。「介護した=当然に寄与分がもらえる」
実は、そこまで単純ではありません。
法律では、
・兄弟の中でも特に負担が大きかったか
・仕事や自分の生活をどれだけ犠牲にしていたか
・他の兄弟との差がはっきりしているか
といった点が見られます。
「家族なんだから当たり前」と言われたら
介護してきた方が一番つらいのは、「それって家族なんだから当たり前でしょ」と言われる瞬間かもしれません。気持ちとしては、「当たり前じゃないから大変だったんだよ…」
ですよね。
ただ、相続の話し合いでは、感情だけで進めるとうまくいかないことも多いのが現実です。
ポイントは特別だったかどうか
寄与分の判断で大切なのは、その介護が特別なものだったかどうかです。例えば、
・数年間ほぼ毎日通って介護していた
・介護サービスをあまり使わず、自分が担っていた
・親の通帳管理や病院対応も一手に引き受けていた
こうした事情があれば、寄与分として評価される可能性は高まります。
いきなり主張しなくても大丈夫
「寄与分を主張したら、きっと揉める…」と感じたら、無理に切り出す必要はありません。まずは、どんな介護をしてきたか、どれくらいの期間だったか、をメモ程度で構いませんので整理してみてください。
あいおい事務所からひとこと
寄与分は、「もらえる・もらえない」だけの話ではありません。これまで頑張ってきたことを、きちんと整理して、きちんと伝える。
そのお手伝いをするのが、私たちの役割だと思っています。
「これって寄与分になるのかな?」そんな段階でも、気軽にご相談ください。

