2025年12月18日
二次相続まで考えた相続対策、できていますか?

はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。相続対策のご相談で、意外と見落とされがちなテーマがあります。
それが 「二次相続」 です。
多くの方が考えるのは、「まずは配偶者に全部渡せば安心」という一次相続のこと。
確かに、配偶者が相続する場合には税制上の優遇もあり、手続きも比較的スムーズに進みます。
ですが、本当の意味での相続対策は、その次に起こる相続まで見据えておくことが大切です。
よくあるのは「一次相続は円満、二次相続で大変」
たとえば、こんなケースです。・ご主人が亡くなり、財産のほとんどを奥様が相続
・「とりあえず妻に全部」で家族も納得
・数年後、奥様が亡くなり、子どもたちが相続することに
このとき初めて、
・財産の全体像が分からない
・不動産が増えていて分けにくい
・相続税が想像以上にかかる
・兄弟間で意見が合わない
といった問題が一気に表面化します。
一次相続ではまとまっていたものが、二次相続で一気に複雑化することは非常に多いのです。
配偶者に集中させると、次の世代が動きにくくなることも
配偶者に財産を集中させること自体が悪いわけではありません。ただ、その後のことを決めていないと、
・名義変更が進まない
・不動産の整理がされない
・判断できる人がいなくなる
といった「動かせない財産」になりがちです。
特に高齢になってからの相続では、管理や意思決定の負担が配偶者一人に集中してしまうこともあります。
二次相続を考えるというのは「次の世代への準備」
二次相続対策とは、難しいことをするわけではありません。・最終的に誰に引き継ぐのかを整理する
・不動産を持ち続けるのか、処分するのか方向性を決める
・遺言や分け方を一次相続の段階で考えておく
つまり、
「次の世代が迷わない状態」を用意することです。
これをしておくだけで、相続の負担は大きく変わります。
あいおい事務所では「二段階」で相続を考えます
あいおい事務所では、相続対策を一次相続だけで完結させません。司法書士を中心に、弁護士・税理士・不動産鑑定士などが連携するLTRコンサルティングパートナーズ、さらに不動産や住まいの実務まで支えるオーケストライフと共に、
・今の相続で何が起きるか
・次の相続で何が課題になるか
・将来の暮らしに無理がないか
を「二段階」で整理します。
その場の解決ではなく、長い目で見た安心を大切にしているからです。
相続対策は今とその次を一緒に考えることが大切
相続は一度きりではありません。家族の歴史の中で、必ず次へと続いていきます。
だからこそ、「今回はこれで大丈夫」ではなく、「次の世代も困らないか?」
この視点を持つことが、本当の相続対策です。

