Category
メニュー
2026年04月26日

実例:物忘れが増えた70代女性の「ちょうどいい備え」〜財産管理等委任契約という選択〜

老後生活設計
はじめに
こんにちは、あいおい事務所の清水です。
最近よく言われるのが、「後見まではまだ早い気がするんです」という言葉。
でも同時に、「通帳の管理が少し不安で…」「役所の手続きがだんだん大変で…」
そんな小さな不安も感じていらっしゃいます。
実はこのちょっと不安の段階でのご相談が、いちばん多いんです。

きっかけは「通帳が見つからない」
先日いらした70代の女性Aさん。一人暮らしでとてもお元気。買い物も散歩も自分でできています。
ただ、こんな一言がきっかけでした。
「この前、通帳がどこにあるか分からなくなって、半日探したんです」
結局タンスから出てきたそうですが、「もし本当に管理できなくなったらどうしよう…」と急に不安になったそうです。
まだ認知症ではない。
でも、絶対大丈夫とも言い切れない。
このグレーゾーンが一番悩むところですよね。

任意後見だと少し重たい…
最初は任意後見の説明もしました。
ただAさんは、「まだそこまでじゃないのよね」「できることは自分でやりたいの」と少し抵抗感がある様子。
そこでご提案したのが【財産管理等委任契約】でした。

元気な今から「ちょっとだけ頼る」仕組み
財産管理等委任契約は、判断能力があるから使えるサポート契約です。
例えば、
・通帳や支払いの管理
・役所や銀行の手続き代行
・入院時のサポート
・施設入所時の契約手続き
などをお手伝いできます。
後見のように「すべて代理する」のではなく、「必要なところだけサポートする」のが特徴です。
いわば、転ばぬ先の杖というより隣でそっと支える手すりのようなイメージですね。

契約後のAさんのひと言
契約後、Aさんが笑顔でこう言ってくださいました。
「何かあっても清水さんに電話すればいいんですよね。それだけで安心です」
実は、制度そのものよりも、「頼れる先がある」という安心感が一番大きいのだと思います。
人は不安だから準備するのではなく、安心したいから準備するのかもしれません。

後見だけが選択肢ではありません
「後見=老後対策」と思われがちですが、実務では財産管理契約の方が合う方もたくさんいます。
・まだ元気だけど少し不安
・家族が遠方
・手続きが面倒
・迷惑をかけたくない
そんな方には、とてもちょうどいい備えです。

できるうちに、少し頼る
全部ひとりで頑張らなくていい。少しだけ頼れる仕組みを作っておく。
それだけで、老後の景色はずいぶん変わります。
「後見までは早いけど、ちょっと不安」そんな方こそ、気軽にご相談くださいね。
一緒に、無理のない安心を整えていきましょう。