実際の相談事例を元に、様々なお悩みを司法書士清水敏博のコラムでご紹介します。

2026年02月10日

名義変更は後でいいよね?放置した実家が「売れない不動産」になった話

不動産関連
目 次
  1. はじめに
はじめに
こんにちは、清水です。
相続が起きたあと、よく聞く言葉があります。
「実家はまだ使う予定もないし、名義変更(相続登記)はそのうちでいいですよね?」
お気持ち、よく分かります。
住んでいるわけでもないし、急ぎの予定もない。
手続きも面倒そうだし、ひとまず後回しに…となりがちです。
でも実はこれ、あとで一番困るよくある失敗の一つなんです。
こんなケースがありました。
お母さまが亡くなり、実家を兄弟3人で相続。
「とりあえずそのままでいいよね」と、名義は亡くなったお母さまのまま。
数年後。
「空き家だし、そろそろ売ろうか」と不動産会社に相談したところ「まず相続登記を済ませてください」ここまでは想定内でした。
ところが実際に動き始めると、
・兄弟の一人が遠方に転居
・さらにその配偶者が手続きに非協力的
・書類集めや連絡調整に何か月もかかる
買主は見つかっているのに、登記が間に合わず、売却の話が白紙に戻ってしまったのです。
「もっと早くやっておけばよかった…」
皆さん、本当に同じことをおっしゃいます。
不動産は、
・名義が整っていないと売れない
・相続人全員の協力が必要
つまり、放置すればするほど人が増え、話がまとまりにくくなり、手続きはどんどん複雑になります。
最近は相続登記も義務化され、「急がなくていい手続き」から「早めにやった方がずっとラクな手続き」に変わってきました。
実家をどうするか決まっていなくても大丈夫です。
まずは名義だけ整えておく。
それだけで、将来の選択肢がぐっと広がります。
「まだ手をつけていなかったな…」と思ったら、無理に一人で抱え込まず、いつでもご相談ください。
一緒に状況を整理しながら、落ち着いて進めていきましょう。

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