実際の相談事例を元に、様々なお悩みを司法書士清水敏博のコラムでご紹介します。

2026年02月03日

不動産業者の提案、どこまで信じていい?〜うまく付き合うための考え方〜

不動産関連
はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。
不動産売却のご相談で、よくこんな言葉を聞きます。
「不動産業者さんがこう言っているので、その通り進めようと思っています」
もちろん、不動産業者は売却のプロです。
ただ、司法書士としてお伝えしたいのは、すべてを鵜呑みにする必要はないということです。

不動産業者の役割を知っておく
まず大前提として、不動産業者の役割は、「不動産を売ること」です。
・買主を探す
・売却活動をする
・契約をまとめる
これはとても重要な仕事です。
一方で、相続関係や成年後見、登記の細かい問題までを主に見る立場ではありません。
役割が違う、ということを知っておくだけでも安心感が変わります。

提案は「間違い」ではなく「一つの選択肢」
「今が売り時です」「この条件でないと売れません」
こうした提案を受けると、不安になってしまいますよね。
ただ、多くの場合、それは数ある選択肢の中の一つです。
・早く売る代わりに価格を下げる
・時間をかけて条件を整える
・売却以外の方法を考える
どれを選ぶかは、ご本人・ご家族次第です。

こんなときは一度立ち止まって
次のような言葉が出てきたら、一度立ち止まることをおすすめします。
「今決めないとチャンスを逃します」「皆さんこの条件で売っています」「難しいことは考えなくて大丈夫です」
急かされるほど、冷静な判断は難しくなります。

セカンドチェックの大切さ
不動産売却は、一度決めると後戻りが難しい取引です。
だからこそ、第三者によるセカンドチェックがとても有効です。
司法書士は、
・法的に問題がないか
・後から困らないか
・家族間トラブルにならないか
といった視点で、提案を冷静に確認できます。

「信じない」のではなく「確認する」
ここで大切なのは、不動産業者を疑うことではありません。
「信じる前に、理解する」「任せる前に、確認する」
この一手間が、後悔を防いでくれます。

あいおい事務所が大切にしていること
あいおい事務所では、「この提案で本当に良いのか」を一緒に考えることを大切にしています。
売却を進めるためではなく、安心して判断できる状態をつくることが目的です。

納得して進めるために
不動産売却は、スピードよりも納得感が大切です。
不動産業者の提案を、「自分たちの言葉で説明できるか」一度考えてみてください。
それが、後悔しない売却への第一歩になります。

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