実際の相談事例を元に、様々なお悩みを司法書士清水敏博のコラムでご紹介します。

2026年01月28日

うまくいく会社は「数字を見る」。伸び悩む会社は「感覚」で判断してしまう

経営サポート
はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。
経営のご相談を受けていると、「売上は悪くないはずなんですが…」という言葉をよく耳にします。
実際に決算書や試算表を一緒に見てみると、思っていたほど利益が残っていなかったり、資金繰りに余裕がなかったりすることがあります。
そのときに感じるのが、数字との向き合い方の違いなのかもしれません。

伸びている会社ほど、こまめに数字を確認している
うまくいっている会社の経営者は、「今月は粗利が少し下がっていますね」
「固定費が増えてきていますね」「資金繰り、3か月先まで見ています」と、日常会話の中に自然と数字が出てきます。
税理士任せにするのではなく、自分の言葉で数字を理解しようとしている印象があります。
決算のときだけでなく、毎月、あるいは毎週、ざっくりでも確認している。
だから、小さな変化にも早めに気づくことができるのかもしれません。

感覚だけで進むと、後から苦しくなることも
一方で、「忙しいから大丈夫だと思っていました」「売上は増えているはずなんですが…」と、感覚で判断しているケースもあります。
もちろん、現場の感覚はとても大切です。
ただ、売上が増えても利益が減っていることもありますし、資金の動きは利益とはまた別の問題です。
気づいたときには、資金繰りが厳しくなっている。
そんな場面に立ち会うこともあります。

数字は「不安材料」ではなく「早めのサイン」かもしれません
数字を見ることは、怖いことのように感じるかもしれません。
でも、実際には早めに軌道修正できる材料になることのほうが多いように思います。
利益率が少し下がっているなら、早めに対策を考える。
固定費が増えているなら、見直しを検討する。
小さな調整で済むうちに動けるのは、数字を見ているからこそではないでしょうか。

毎月10分でも、会社は変わるかもしれません
難しい分析をする必要はないのかもしれません。
売上、粗利、固定費、資金残高。
このあたりを毎月10分でも確認する。
その習慣が、数年後の安定につながっているように感じます。
数字は冷たいものではなく、会社の状態を教えてくれるメッセージのようなものかもしれません。
「何となく大丈夫」ではなく、「数字で確認できているから安心」そう言える状態が、うまくいく会社の土台になっているのではないでしょうか。

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