2026年01月07日
「任せる」と「丸投げ」は、似ているようで少し違うのかもしれません〜人に任せることに迷いが生まれる理由〜

はじめに
こんにちは。あいおい事務所の清水です。社長とお話ししていると「任せた方がいいのは分かっているんです」という言葉をよく耳にします。
ただ、そのあとに続くのが「でも、丸投げになってしまうのも違う気がして…」という迷いです。
確かに、「任せる」という言葉は、人によって受け取り方がずいぶん違うのかもしれません。
任せることに慎重になるのは、とても自然なことだと思います
会社の仕事は、お客様や取引先との関係の中で成り立っています。だからこそ、
・途中で止まってしまったらどうしよう
・意図と違う形で進んでしまわないか
・最終的には自分が責任を取ることになる
そう考えると、簡単には手を離せない、というお気持ちもよく分かります。
長く経営をされてきた方ほど、仕事の重みを知っているからこそ慎重になるのだと思います。
丸投げになってしまうと、かえってお互いに負担が増えることもあります
一方で、説明が足りないまま任せてしまうと、社員の側は「どこまでやっていいのか分からない」「確認しないと不安」という状態になりやすいようです。その結果、細かな確認が増えたり結局社長がもう一度手を入れることになったりして、かえって手間が増えてしまうこともあります。
これでは「任せた」というよりただ仕事の場所が移動しただけ、という形になってしまいます。
任せるというより、考え方を共有していくという感覚に近いのかもしれません
うまく回り始めている会社を見ていると、特別なことをしているわけではなく「こういうときは、こう判断して大丈夫ですよ」「ここがポイントなので、ここだけ見てください」といった、判断の背景や考え方を丁寧に伝えていることが多いように感じます。仕事そのものを渡すというより、会社としての見方や基準を少しずつ共有していく、そんな進め方に近いのかもしれません。
時間は少しかかりますが、その分、会社の土台が整っていくように感じます
最初は説明する方が手間に感じることもあるかもしれません。ただ、そのやり取りを重ねていくことで、社員が自分で考えて動ける場面が少しずつ増え、社長がすべてを見なくても進む仕事が出てくることがあります。
急に変える必要はなく、少しずつ形が整っていく、というイメージの方が近いのではないでしょうか。
これまで多くの企業と関わる中でも、こうした積み重ねが、結果として社長の負担を軽くし、会社全体の落ち着きにつながっていく場面をいくつも見てきました。
