実際の相談事例を元に、様々なお悩みを司法書士清水敏博のコラムでご紹介します。

2026年06月16日

なぜ、あいおい事務所は「正解」よりも「納得」を大切にしているのですか?

相談
はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。
ご相談を受けていると、こんなふうに聞かれることがあります。
「法律的に正しい方法を教えてください」
「一番得になるやり方はどれですか?」

もちろん、専門家として法的に適切な方法や選択肢はきちんとお伝えします。
ただ、あいおい事務所では、それだけで終わらせないようにしています。
なぜなら、正しい答えが、その方にとっての良い答えとは限らないからです。

法律には正解があっても、人生には一つの答えしかないわけではない
相続や不動産、終活の場面では、法律上の選択肢はいくつも用意されています。

・公平に分ける方法
・特定の人に引き継ぐ方法
・売却して整理する方法

どれも法律的には問題ありません。
しかし、その中でどれを選ぶかは、家族関係や想い、これからの暮らし方によって変わります。
同じ状況でも、選ぶ道は人それぞれ違って当然なのです。

「間違えたくない」という気持ちが、かえって決断を難しくする
多くの方が、「失敗したくない」後悔したくない」という思いから、正解を探そうとされます。
ですが、相続や老後の問題は、試験問題のように一つの答えがあるものではありません。むしろ大切なのは、ご本人やご家族が、その選択を受け止められるかどうかです。
納得して決めたことは、後になっても揺らぎにくいものです。

あいおい事務所が大切にしている「確認」の時間
私たちは、手続きを急ぐ前に、必ずこんなことを確認します。
・本当にそれが望んでいる形なのか
・無理をしていないか
・ご家族にとっても続けられる選択か

少し遠回りに感じるかもしれませんが、この時間があることで、後のトラブルや後悔を防ぐことにつながります。

納得して決めたことは、家族にも伝わる
相続や終活の手続きは、ご本人だけの問題ではなく、家族にも影響します。
「自分で考えて決めたんだよ」その一言があるだけで、周囲の受け止め方は大きく変わります。
制度や書類以上に、その過程こそが大切なのかもしれません。

あいおい事務所が目指している相談のかたち
あいおい事務所は、答えを押しつける場所ではなく、一緒に考え、整理していく場所でありたいと思っています。
時間がかかっても構いません。迷いながらでも大丈夫です。
「これでよかった」と思える選択を支えること。それが、私たちの役割だと考えています。

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