2026年05月05日
相続した不動産、売れない土地だったらどうする?

はじめに
こんにちは。司法書士の清水です。相続した不動産について、「売ろうと思ったけれど、売れないと言われた」というご相談が、ここ最近とても増えています。
例えば
・不動産会社に相談したが断られた
・価格がつかないと言われた
・かなり安くしか売れないと言われた
といったケースです。
「不動産は資産になる」と思っていたのに、いざ相続してみると「処分に困る不動産」になっていることもあります。
売れない土地には理由がある
売れないと言われる不動産には、いくつかの共通した理由があります。例えば
・道路に接していない(未接道)
・境界がはっきりしていない
・再建築ができない
・立地が不便
・土地が狭い・形が悪い
などです。
こうした条件があると、買い手が見つかりにくくなります。
「売れない=何もできない」ではない
ただ、「売れないと言われたから終わり」というわけではありません。状況によっては、
・隣地の方への売却
・価格を調整しての売却
・土地の整理(測量など)
・活用(駐車場など)
といった方法が考えられることもあります。
また、「一般の市場では売れにくいが、必要とする人はいる」というケースもあります。
放置すると負担が続く
売れない不動産の場合、ついそのままにしてしまいがちですが、・固定資産税
・管理費
・草刈り
・近隣対応
などの負担は続きます。
特に空き地や空き家の場合、「管理してほしい」「草を刈ってほしい」といった近隣からの声が出てくることもあります。
時間が経つとさらに難しくなることも
売れない不動産は、時間が経つことで状況が改善するとは限りません。むしろ
・建物が老朽化する
・境界が分かりにくくなる
・相続が重なり権利関係が複雑になる
といった形で、さらに整理が難しくなることもあります。
大切なのは「現状を正しく知ること」
売れるかどうかを判断するためには、まず不動産の状況を正しく把握することが大切です。例えば
・接道状況
・境界
・権利関係
・活用の可能性
などです。
「売れないと思っていたけれど、整理したら売却できた」というケースもあります。
相続不動産は複数の視点で考えることが大切
相続した不動産の問題は、法律だけでなく、不動産、税金、測量、活用など様々な視点が必要になります。あいおい事務所では、単に手続きを行うだけでなく、
・ご家族や相続人からの丁寧な聞き取り
・事案全体の整理
・問題点や課題の発見
・売却・活用などの選択肢の整理
・相続人同士の調整
といった役割も担いながら、相続不動産の問題に向き合っています。
また、必要に応じて
・税理士
・弁護士
・土地家屋調査士
・不動産鑑定士
・不動産コンサルタント
・不動産会社
などの専門家とも連携しながら、状況に応じた解決を一緒に考えていきます。
「売れないと言われたが、どうしたらいいか分からない」そんな場合でも大丈夫です。
一度状況を整理することで、見えてくる選択肢もあります。
