実際の相談事例を元に、様々なお悩みを司法書士清水敏博のコラムでご紹介します。

2026年01月03日

相続手続きって、何から始めればいいの?〜最初に知っておきたい全体の流れ〜

相続手続き
はじめに
こんにちは!司法書士の清水です。
今回も、相続に関する「よくある疑問・質問」にお答えします。

ご家族が亡くなられたあと、多くの方がこうおっしゃいます。
「何をすればいいのか分からなくて…」
「手続きがたくさんあると聞いて、不安です」

相続は人生で何度も経験することではありませんから、戸惑うのは当然です。
そこで今回は、まず押さえておきたい基本の流れを分かりやすくご紹介します。

【1】まずは相続人を確認します
最初に行うのは、「誰が相続人になるのか」の確認です。
戸籍をさかのぼって取得し、配偶者・子ども・親・兄弟姉妹など、法律上の相続人を確定します。
この作業は見た目以上に大切で、相続人が一人でも漏れてしまうと、その後の手続きがすべてやり直しになることもあります。

【2】 財産の内容を整理します
次に、どのような財産があるのかを調べます。
・預貯金
・不動産
・保険
・株式や投資信託
・借入金などの負債

「通帳が見当たらない」「財産の全体像が分からない」というご相談も実際には少なくありません。
まずは一覧にして、見える化することが重要です。

【3】 遺産の分け方を話し合います(遺産分割協議)
遺言書がない場合、相続人全員で分け方を決めます。
ここで決まった内容を 遺産分割協議書 にまとめ、全員が署名・押印することで正式な合意となります。
この書類が、後の手続きの土台になります。

【4】 名義変更などの具体的な手続きを行います
分け方が決まったら、各種名義変更を進めます。
・不動産の相続登記
・銀行口座の解約・名義変更
・証券会社の手続き
・保険金の請求
それぞれ提出先や必要書類が異なるため、思っている以上に時間がかかることがあります。

相続には「期限」があるものもあります
相続には、気を付けたい期限もあります。
・相続放棄 → 原則3か月以内
・相続税の申告 → 10か月以内
・相続登記 → 3年以内(義務化されています)
後回しにしてしまうと、思わぬ負担が生じることもありますので、
早めに全体像を把握しておくことが大切です。

あいおい事務所からのひとこと
相続手続きは、ひとつひとつは難しいものではありませんが、慣れていないと全体の整理が大きな負担になります。
あいおい事務所では、戸籍収集から財産整理、名義変更まで、ご家族の状況に合わせて無理のない形でお手伝いしています。
「何から始めたらいいか分からない」そんな段階からでも大丈夫です。
一つずつ整理しながら、安心して次の世代へつないでいきましょう。

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